【注意喚起】屋根の一部がはがれていますよ!
お世話になっております。
今年に入って我々のお客様から多数の問い合わせが続いています。
その多くが、「近所で工事をしている者ですが、お宅の屋根に不具合がありますよ」
「屋根材を押さえている板金部分が外れかかって風で揺れている」
「近くで工事をしていて気になったもので…」などなど。
実際にはそのような不具合がないにもかかわらず、親切心を装い、お住まいの方の不安感をあおり、点検と称して屋根に上がって高額請求となるようです。
今回あった事例を注意喚起のために掲載します。
高台にある2階建てのお家です。
高台にあるため、通常では屋根は見ることはできません。
にもかかわらず、インターホン越しに「近くの工事をしている者ですがお宅の屋根の板金が風でぐらぐらしていますよ」と言われ、ご主人が対応されました。
職人さんのような服装とシャツを着た2名で、どこから確認することができたのか?との質問に「近くの現場からです」と答えたそうです。
明確にあの工事現場、ということは言わなかったようです。
建てた会社に相談するから結構です、と伝えると帰っていかれたそうです。
奥様より連絡を頂き、点検に訪問しました。
周辺からでは屋根を目視することはできず、かなり離れて双眼鏡で確認することができました。
しかし板金などは問題なさそうです。
敷地内からケラバ部の板金確認しましたが、問題ありません。
バルコニーから確認することができました。
屋根材自体は、経年変化もあり塗装面が劣化しています。
しかし指摘された板金部分は問題ありませんでした。
このような屋根業者に共通することは
●屋根材・板金材などがはがれている、破損しているという。
●どこから見たのかは明確に答えない。
●自分の名前、会社の名前なども明確に答えないことが多い。
●息子が建築関係の仕事をしているから相談する。建てた会社に相談する。
というと引き下がることが多い。
すべての業者さんがこのような方ばかりではないと思いますが、直接自宅訪問する業者さんは、ある程度警戒したほうが良いのかもしれません。
私の感覚では、かなり老朽化しているお家には声をかけず、築10年~20年で、きちんと手入れをされているようなお家に訪問しているようです。
今年に入って、豊中市、箕面市での報告が多いので皆さんも気を付けていただきたいと思います。
建築課 大村