2023/11/27
【高性能住宅 健康への影響】ビ・ハウスのこだわり ④
こんにちは。 豊中・箕面・池田・吹田・地域密着の工務店・1級建築士事務所 ビ・ハウスです。
みなさんは、室内の温熱環境が血圧やコレステロールなどに作用し、健康に影響するということをご存知でしょうか。熱の伝導を防ぐ「高断熱」や、隙間が少なくして空気の出入りを防ぐ「高気密」の住宅は、コスト面や環境面だけでなく、健康面にも大きなメリットがあります。外気温の影響を受けにくく、家全体の室温が一定に保たれるので、身体にストレスをかけることなく快適に過ごすことができます。ビ・ハウスは「家は家族が健やかに暮らせる場所」と考え、「高断熱」「高気密」の住まいづくりに日々取り組んでいます。
住宅の断熱性が与える健康への影響について
国土交通省では「断熱改修等による居住者の健康への影響調査」と称して、断熱改修などによる生活空間の温熱環境の改善が、居住者の健康にどのような影響を与えるかを検証、現在までに計3回の中間報告を行っています。
▼調査全体の概要(国土交通省より)
https://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000198.html
▼「断熱改修等による居住者の健康への影響調査」(PDF)
http://www.mlit.go.jp/common/001270049.pdf
今回はこの中間報告の一部を紹介したいと思います。
- 部屋間温度差による血圧への影響
居間と寝室の室温を両方ともに18℃に保つ場合に比べ、居間が18℃、寝室が10℃の場合(部屋間温度差が大きくなると)では、起床時の最高血圧がさらに高くなったことから、高血圧予防の観点から局所暖房(居間のみを暖める暖房)は好ましくなく、お家全体が快適な室温になるように暖房する必要性があるということです。
- 断熱改修前後の血圧の変化
断熱改修を行った居住者に改修前後の2回測定を行ない、血圧変化量を分析した結果、断熱改修後に起床時の最高血圧が3.5mmHg、最低血圧が1.5mmHg低下。断熱改修による室温上昇がその一因であるとわかりました。
- 寒冷住宅によるコレステロールと心電図への影響
朝の居間の室温が18℃未満の寒冷住宅群に住む人の総コレステロール値が温暖住宅群に住む人より顕著に高くなっています。増えすぎると動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳梗塞の発症の原因になるLDLコレステロール値についても寒冷住宅群に住む人は高く、さらに健康診断による心電図の異常所見も多いという結果になっています。
- 床付近の室温が低い住宅では様々な疾病・症状を持つ人が多い
床上1mと床付近の室温との組み合わせで温暖群、中間群、寒冷群の3群に分けて検証した結果、中間群では、高血圧、糖尿病で通院している人の割合、過去1年間に聴こえにくさ経験した人の割合が多く、寒冷群では高血圧、脂質異常症で通院している人の割合、過去1年間に聴こえにくい、骨折・捻挫・脱臼を経験した人の割合が多くなっています。
健康で快適な住まいを維持する「高断熱・高気密」の住宅
今回ご紹介しました検証結果から、住宅内の室温が私たちの健康状態に大きく影響することが分かりました。 寒い部屋で過ごすことやお部屋ごとの寒暖差は身体に大きな負担となり、さまざまな健康被害をまねく危険性が高まります。急激な気温差によって血圧が大きく上下し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすヒートショックもそのひとつ。日本では冬期だけでも1万人以上の人がヒートショックで亡くなっています。このような健康リスクを軽減するためにも、住宅内の室温を暖かく、均一に保つ「断熱性」が大切になります。
ビ・ハウスでは、お住まいになられてからも健康で安心して暮らせるよう、高断熱・高気密はもちろん建物の構造や仕様などにこだわった家づくりに取り組んでいます。お家の新築またはリフォームについてご不明な点がございましたら、ビ・ハウスまでお気軽にご相談ください。
===========================
「大阪一ええ家を造ろう!」豊中の注文住宅
株式会社ビ・ハウス
〒560-0011大阪府豊中市上野西1丁目1番28号
TEL 06-6841-7555 FAX 06-6841-7951