2023/11/20
【高性能住宅 省エネ性能】ビ・ハウスのこだわり ③
こんにちは。 豊中・箕面・池田・吹田・地域密着の工務店・1級建築士事務所 ビ・ハウスです。
建物の断熱性能を義務化し、木材利用を促進する建築物省エネ法の改正法が2022年6月、国会で成立しました。日本のエネルギー消費量の約3割を占める建築物分野での省エネ対策が急務とされているからです。具体的にはすべての新築住宅・非住宅に省エネ基準「断熱等級4」の適合を義務付け、2025年4月1日よりこれを下回る建物は新たに建てられなくなります。省エネ対策が必須となるこれからは、住宅の「断熱性」「気密性」が重要な要素になってきます。
住宅の断熱性能等級とは?
断熱性能等級とは「住宅性能表示制度」の中で、建物の断熱性能と省エネ性能をランク付けするものです。断熱性能レベルは、低い順から
省エネ基準(等級4) ➡ ZEH基準 (等級5)➡ HEAT20 G1 ➡ G2(等級6)➡ G3 (等級7)
となっています。
・「省エネルギー基準」とは
住宅の省エネルギー基準は1980年に制定され、1992年、1999年に改正・強化されています。2013年には、住宅の外壁や窓の断熱など「外皮性能」に加えて、設備の性能や省エネ性能を総合的に評価する一次エネルギー消費量が基準に加わり、建物全体でエネルギー消費を減らす基準が導入されました。現在は、2016年に公布された「平成28年省エネルギー基準」が最新の基準になっています。
※一次エネルギー消費量とは、住宅で使われている設備機器のエネルギーを熱量に換算した値のことを言います。冷暖房だけではなく、換気や給湯、照明なども含めた合計の値を、一次エネルギー消費量と呼ぶ。
・「ZEH基準」とは
暮らしで使うエネルギーを、住宅の高断熱化と省エネ設備機器によって軽減、あわせて太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入することで、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロになる住まいのことをいいます。政府は2030年を目標に、低炭素社会の実現に向けて、新築住宅における平均的なZEH化を目指しています。
・「HEAT20」とは
省エネ住宅に関する適切な仕様をまとめた「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の呼称です。地域区分ごとに、暖房の省エネ性能と、冬期間の室内体感温度の基準を満たす程度によって、断熱性能をG1・G2・G3の3 つのグレードで評価しています。
ビ・ハウスでは、2025年以降、適合義務化される最低ラインの省エネ基準(断熱等級4)を上回る HEAT20G1グレード以上、広さや間取りによってはG2グレード(断熱等級5~6)を標準とした設計・施工に以前から取り組んでいます。
断熱性能が高い住宅のメリット~光熱費の削減
日本の家庭内のエネルギー消費において、約30%を占めているのが暖房・冷房設備によると言われています。 「断熱性」「気密性」の高い高性能住宅 は、外気温の影響を受けにくく、少ないエネルギーで効率よくお部屋内やお部屋間の室温を快適に均一に保つことができるため、冷暖房のエネルギー消費を抑え、光熱費を削減することができます。そのために重要なのが、冬に熱を逃がさない「断熱」と、夏に熱を侵入させない「日射遮蔽」です。
国土交通省 / 快適・安心に暮らす省エネ住宅のススメより引用
省エネ性能は「外皮性能」と「一次エネルギー消費量」の2つの項目で判断されます。そのうち「一次エネルギー消費量」( 単位はGJ(ギガジュール)/年。1GJ=約277kwh )という数値があります。「一次エネルギー」とは、石油や石炭、天然ガス、ウランなど自然から得られるエネルギーのことをいい、それに対して一般家庭で使われる電気や都市ガスなどの加工されたエネルギーを「二次エネルギー」といいます。住宅で消費する電気・ガスなどの「二次エネルギー」を「一次エネルギー」に換算し合計したものを住宅の「一次エネルギー消費量」といいます。
住宅の一次エネルギー消費量は「給湯設備」「冷暖房設備」「照明設備」「換気設備」の消費量を合計し、さらに太陽光発電などによるエネルギー削減量を合わせて算出します。基準値よりどれだけエネルギー消費量を抑えることができるかが省エネ性能の評価になります。 このように家の「断熱性」「省エネ設備」「創エネ設備」といった性能をまとめて比較できるのが「一次エネルギー消費量」なのです。
標準的な省エネ基準で建てた住宅の一次エネルギー消費量が33.2GJであった場合、ビ・ハウスの断熱性能(G1グレード以上)ならば一次エネルギー消費量25%削減することができます。この差が光熱費といったランニングコストの大幅な削減につながるのです。
ここで思い出していただきたいのが、外皮性能を示す基準値のひとつ「UA値」。UA値は小さければ小さいほど、室内から熱が逃げにくく、断熱性能、省エネ性能が高い家であることを示します。熱の出入りが少ないため、外気温の影響を受けにくくなります。 その結果、空調の効きがよくなり、冷暖房にかかるエネルギー消費量は少なくなり、光熱費が削減につながるというわけです。 熱をつくりだす「給湯」「冷暖房」の消費量を減らすには、断熱性の向上が不可欠です。 ビ・ハウスでは特殊な工法を除きUA値0.56以下を標準値として施工しています。 断熱性を高めることで、1年単位、10年単位、で考えていくと100万円単位でのコストカットが可能になります。
住宅は「イニシャルコスト(建築費や土地代)+ランニングコスト(光熱費や修繕費)」のトータルで考えることが重要と、HEAT20では結論付けています。みなさんは、長い年月で考えたとき、「断熱性能が普通で、エネルギーをたくさん使う家」と「 断熱性能が高く、少ないエネルギーで快適に過ごせる家」のどちらを選びますか?この機会に「ライフサイクルコスト(生涯費用)」で考えた家づくりをぜひ検討してみてください。
ビ・ハウスでは、お客様が安心・快適に暮らせるよう設計段階から建築施工、竣工後のアフターフォローまで一貫して対応しています。お困りのことがあれば気軽にお尋ねください。
===========================
「大阪一ええ家を造ろう!」豊中の注文住宅
株式会社ビ・ハウス
〒560-0011大阪府豊中市上野西1丁目1番28号
TEL 06-6841-7555 FAX 06-6841-7951