2023/05/18
雰囲気づくりのカギになる!照明プランのポイント vol4 照明の明るさ②
こんにちは。豊中・箕面・池田・吹田・地域密着の工務店・1級建築士事務所 ビ・ハウスです。
前回は「明るさ」から考える照明の選び方について、注意する点をいくつかご紹介させていただきました。他にも、明るさ選びのポイントがいくつかありますので、ひきつづきご紹介させていただきます。
照明の明るさを決めるポイント⑤
色温度(単位=ケルビン(K))とは、「光源が発している光の色を表す尺度」のことです。数値が低いほど、温かい赤みがかった暖色系の光色、高いほど、冷たい青みがかった寒色系の光色となり、大きく「電球色」・「温白色」・「昼白色」・「昼光色」に分類されます。実際の明るさとは関係ありませんが、光の色によって、明るさの感じ方は異なってきます。
画像の引用元:Panasonicホームページ
電球色
電球色は、オレンジがかった温かみのある光色です。明るさを抑えた落ち着いた色合いで、目が疲れにくくいのが特徴です。人をリラックスさせて、穏やかにする効果がありますので、落ち着いた雰囲気の空間づくりにぴったりです。
温白色
温白色は、落ち着きのある薄いオレンジ色が特徴です。夕日や朝日と同じ色温度で、電球色よりやや明るく感じます。電球色と同じく、リラックス効果があり、空間を和やかな雰囲気にします。
昼白色
昼白色は、昼間の自然な太陽光に近い色温度です。明るすぎず、暗すぎない自然な明るさですので、どんな空間にもマッチします。昼白色の照明の下では、色合いを正しく見ることができるので、メイクルームや衣裳部屋、キッチンへの設置がオススメです。
昼光色
昼光色は、白っぽく青みがかっていて、4色の中でも一番明るく感じる光色です。ブルーライトを多く含み、人の脳を覚醒させる効果がありますので、集中力を必要とする、作業部屋や勉強部屋にぴったりです。
照明の明るさを決めるポイント⑥
LED照明は、光の広がり方(配光)の角度によって「全方向タイプ」・「広配光タイプ」・「下方向タイプ」に分類されます。光がどのように照明器具から拡散されているかにもよって部屋の明るさが変わります。配光角度が広いほど明るさが全体に広まって、空間全体を明るくしてくれます。
画像の引用元:Panasonicホームページ
全方向タイプ
全方向タイプは、光の広がりが約260~300度です。天井付近まで空間全体を明るくできますので、しっかりと明るさが欲しいオフィスや事務所、住宅でしたらリビングなど、広い場所の照明に適しています。
広配光タイプ
広配光タイプは、光の広がりが約180度です。水平までの広範囲をバランスよく照らします。ダイニングや玄関、キッチンなど限られた空間を明るく照らすのに適した照明です。
下方向タイプ
下方向タイプは、光の広がりが約120~140度です。ダウンライトやスポットライトなどに取り付けて、手元や足元に明るさが必要な場所をスポット的に照らしてくれます。トイレ、洗面所などの狭い空間にオススメです。
照明の明るさを決めるポイント⑦
部屋を使う人の年齢層も明るさを決めるうえで重要なポイントです。人は年齢を重ねるとともに視機能が低下し、ものを見るのに一定以上の明るさが必要になってきます。しかしその反面、まぶしさには敏感になります。そのため、シニア世代のお住まいの場合は、通常の2~3倍の明るさを確保しながら、光源が直接目に触れないデザインの照明器具を選ぶことをオススメします。
画像の引用元:一般社団法人 日本照明工業会 / LED照明器具の適用畳数について
照明を選ぶときは、明るさの数値だけではなく、適切な色温度や配光角度も考慮しながら、空間に合った明るさのものを選ぶ必要があります。さらにそこで過ごす人や過ごす目的、または好みの雰囲気によっても必要な明るさは変わります。思ったより暗かった、用途に合わず過ごしにくいといった失敗を防ぐためにも、今回紹介したポイントを参考に、ぜひ最適な照明を検討してみてくださいね。
ビ・ハウスでは暮らしの照明についても、お客様のお好み・ライフスタイル・予算などに合わせたご提案をさせていただいております。
お家の「照明計画」につきましてもお手伝いさせていただきますので、ぜひご相談ください。
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