2023/05/16
雰囲気づくりのカギになる!照明プランのポイント vol3 照明の明るさ①
こんにちは。豊中・箕面・池田・吹田・地域密着の工務店・1級建築士事務所 ビ・ハウスです。
照明プランで大切なポイントの一つに、明るさ選びがあります。過ごす人、過ごす目的に合わせて、照明の明るさも考えるようにすると、さらに過ごしやすい空間づくりができますよ。そこで今回は照明の明るさについて、ポイントをご紹介させていただきたいと思います。
明るさの単位
電灯が発明された時代から長く使われてきた白熱電球は、消費電力を表す「W(ワット)」が明るさを表す単位として使われてきました。このワット数を使い、「部屋の畳数×30W」がお部屋の広さに対して必要な明るさの目安とされていました。しかし、白熱電球よりも寿命が長く、省エネ効果も高いLED照明が主流になってきた現在では、照明器具の多くが明るさの表記に「lm(ルーメン)」を採用しています。
画像の引用元:大光電機株式会社 カタログ
照明器具|大光電機株式会社 (lighting-daiko.co.jp)
照明の明るさを決めるポイント①
一般社団法人日本照明工業会の主導によって、このお部屋の広さなら、これくらいのルーメンのLED照明が良いという基準が定められています。適用畳数とルーメン値の関係は下の表の通りです。
参考:一般社団法人 日本照明工業会/LED照明器具の適用畳数について
照明は、畳数に応じて明るさを選ぶことが大切と言われています。まずはこの基準を参考に照明器具の畳数表示やルーメン値の表示を見て選ばれると思ったより暗かったまたは明るすぎたなどといった失敗は防げると思います。
照明の明るさを決めるポイント②
明るさは照明器具のデザインや素材によっても感じ方が変わります。例えば、シェード付きの照明器具は電球がむき出しの照明器具より、光の広がり方が制限されるため、同じルーメン値の電球を使っていても暗く感じる場合があります。シェードの素材が、光を通すものか通さないものかによっても明るさの印象は変わってきます。ガラス製のシェードは天井・壁・床に光が広がり、空間全体が明るい印象になります。光を通さない金属や陶器のシェードですと下方向は明るく、天井方向は暗くなるため、落ち着いた雰囲気になります。紙や布のシェードでしたら、フィルターをかけたような柔らかい光がぼんやり広がって、また違った雰囲気を演出できます。
照明の明るさを決めるポイント③
照明器具の高さ(光源の位置)も明るさに影響します。例えば、ダイニングテーブル上に照明を取り付ける場合、天井直付けの照明よりペンダントライトで天井から40cm光源を下げる方が、約10%手元が明るめになります。また吹き抜けのような高い天井の場合も下の方まで光が届かないことがありますので、ペンダントライトで光源の位置を下げるのがオススメ。明るさが足りない場合は、ブラケットライトやスポットライトなど小さい照明を併用して補うとよいです。
照明の明るさを決めるポイント④
照明の明るさは壁紙や、インテリアによっても影響されます。白を基調とした内装やインテリアは、光を反射するので部屋を明るく照らせます。反対に、黒っぽい内装やインテリアは光を吸収するので、同じ照明で照らしても部屋が暗く感じることがあります。
電球や照明器具の選び方一つで、明るさも雰囲気も変わります。照明を考えるとき、まずは部屋の広さに応じた適切なルーメン数を確認して、その部屋に必要な明るさを知っておくと選びやすくなります。またお部屋の環境や照明器具のデザイン・材質によっても、明るさの感じ方は異なってくるので、一概に電球の明るさ(ルーメン値)だけで決めるのではなく、暮らし方に合った、快適な明るさのものを選ぶことが大切です。
ビ・ハウスでは暮らしの照明についても、お客様のお好み・ライフスタイル・予算などに合わせたご提案をさせていただいております。
お家の「照明計画」につきましてもお手伝いさせていただきますので、ぜひご相談ください。
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