2023/04/13
床にオリジナリティーをプラス!フローリングのデザインいろいろ vol1 名栗加工
こんにちは
豊中・箕面・池田・吹田・地域密着の工務店・1級建築士事務所 ビ・ハウスです。
注文住宅の打合せは、フローリングをはじめとする床材からスタートすることが多いです。それは床材が居住空間のベースの役目を担っていることが理由のひとつです。空間のイメージを決める要素はさまざまありますが、これまでご紹介してきたフローリングの樹種別の色合いや質感の他にデザインがございます。
そこでここからはフローリングのデザインバリエーションについてご紹介していきたいと思います。
なぐり(名栗)加工
なぐり(名栗)とは、木材の板や角材に独特の削り跡を残す表面加工技術のことです。なぐり加工を施した床はやわらかい質感と踏み心地のよさはもちろん、立体的な模様によってフローリング表面に陰影が生まれ、独特で美しい空間を演出することができます。無垢のフローリングをより味わい深く変化させるだけでなく、個性をプラスすることができることから注目を集めているフローリングデザインです。
始まりは奈良時代いわれるほど長い歴史を持つ日本の伝統技術「なぐり」。もともとは虫食いや腐食を防ぐために、板材の表面の凹凸や皮、白太(辺材)の部分をはつる加工のことをいい、あくまで木材の下処理という位置付けでした。これを意匠材として採り入れたのは、かの千利休であるといわれています。以来、お茶室や数奇屋建築に好んで使われてきました。今もデザインとしてフローリングや門扉、天井や柱・梁などに施されることが多くなっています。
一口に名栗加工といっても、その模様はさまざまです。メーカーによってデザインのラインナップも異なってきます。今回は無垢フローリングドットコムさんの大阪ショールームにお邪魔して、名栗加工の商品について説明していただきました。
▼ショールーム内観
▼スプーンカット
スプーンで表面をすくったような削り跡です。丸み帯びた大きな模様が特徴で、やわらかくなめらかな曲線がお部屋に温かみを与えてくれます。なぐり加工フローリングの中でも1番人気の商品です。
▼ナイフカット
ナイフで削ったような、シャープで浅い削り跡が特徴です。上品で洗練されたイメージです。
▼ちょうな
釿(ちょうな)という道具で削ったように見えるデザイン。ちょうなは板材の表面の凸凹や腐りやすい白太の部分をそぎ落とすために使われる道具です。
▼さざなみ
波をイメージしたデザイン。波の頂点は一見尖っているようにも見えますが、踏んだ感触はやわらかく、心地良い足ざわりです。
▼のこめ
表面に丸形ののこぎりで切れ込みをいれた加工。水面に拡がる波紋のような規則正しく並んだ曲線が、お部屋にリズム感をもたらしてくれます。
無垢フローリングドットコムさんの大阪ショールームは西日本最大級のスペースに最多の樹種を取り揃える無垢フローリング専門のショールームです。世界中の様々な木に実際に触れて見比べることができます。フローリングの形状や表面塗装につきましても多種多様な商品がショールーム内に実際に施工されていますので、仕上がりのイメージがしやすくなっています。
無垢フローリングドットコムさんのホームページはコチラ
無垢フローリングドットコム | フローリング・床材の全国販売 (muku-flooring.com)
木材に削り跡を残すことで、素材そのものの魅力をより際立たせる「なぐり技法」は和風建築だけではなく現代的なお家とも相性が良いです。さりげなく個性が光る、他にはないお部屋づくりができますよ。家具などを置く場所に施工する場合は、がたつきなど注意が必要になります。空間全体に加工を施すのは勇気がいるな・・という方は玄関ホールや和室の床の間などにワンポイントで取り入れてみてはいかがでしょうか?
ビ・ハウスではフローリングについても、お客様のお好み・ライフスタイル・予算などに合わせたご提案をさせていただいております。
どんな床材にしようか迷われている方はぜひご相談ください。
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