2021/09/30
箕面市で土地探しをするなら知っておきたいポイント‼
箕面市で土地探しから注文住宅の建築をご検討している方や、新築・家探しの候補エリアとして含めるべきかお悩み中の方へ、今回の記事では、『箕面市ってどんな街?』という疑問を少しでも解消できるように、箕面市の特徴やエリアの特色・子育て施策などを中心にまとめています。
大阪府の住みたい街ランキングでは、常に上位にランクインする箕面市って本当に住みやすい街なのか次の項目順のポイントを確認してみてください。
--【目次】--
- 箕面市の交通アクセスは便利?
- 箕面市の子育て支援って何?
- 箕面市で土地探しから注文住宅を建築する上でのポイント
- まとめ
1.箕面市の交通アクセスは便利?
箕面市の面積は、約47.9平方キロメートルで大阪府の43市町村の中では、14番目に大きな市になります。
現在(2021年)、箕面市内を通る鉄道は、阪急箕面線の『箕面駅』・『牧落駅』・『桜井駅』の3駅のみです。
利用可能な鉄道として、隣接する吹田市の大阪モノレール彩都線『彩都西駅』・『豊川駅』や阪急千里線の『北千里駅』及び豊中市の北大阪急行線『千里中央駅』であり、箕面市は徒歩圏内で利用できる駅が少ないという印象がありました。
しかし、2012年頃より『北大阪急行線の延伸』の計画が具体化し、2023年に箕面市の新たな駅として『箕面萱野駅』・『箕面船場阪大前駅』の2駅が開業する予定で現在も工事が進行しています。
この北大阪急行延伸により、2023年度以降は、徒歩圏内で駅まで通えるエリアが増え、駅が少ないという印象は解消されつつあります。
一方、箕面市を通る各主要道路には、バス停が多く設置されています。
阪急バスの経路図を確認すると、千里中央駅を中心としたバス運行経路により、市民の通勤や生活における移動手段として、バスでの交通アクセスを確立しています。
また、箕面市のコミュニティーバスとして『オレンジゆずるバス』の利用が可能です。料金は、220円均一小児100円均一、70歳以上の高齢者、障害者100円均一)で、買い物やお出かけ、通院、通学、通勤など箕面市内を移動できる一般乗車バスとして運行されています。
引用データ:箕面市ホームページ/オレンジゆずるバスと阪急バスの統合マップより≫≫
大阪市内へのお車でのアクセスは、新御堂筋を利用する事により、渋滞が無ければ車で約20分~30分と都心へのアクセスは良好です。また、箕面市を横切る国道171号線には、多くの生活至便店舗があり、中国自動車道・新名神高速道路へのアクセスもよく、車のご利用が可能であれば多くの自然に囲まれた住みよい街であると思います。
今後、北大阪急行線延伸に伴い、箕面市内のバス経路などの再編が検討されています。現状での交通アクセスについては、非常に良いとは言い切れませんが、今後はデメリットであった部分が改善されより利便性の高いエリアが増していくと考えられます。
2.箕面市の子育て支援って何?
箕面市のホームページにて、子育てについて色々と支援策の記載があります。
驚くべき記載として、『箕面市では「子育てしやすさ日本一」をめざし、子育て支援策に力を注いでいます。』という記載があります。
実際に箕面市の子育て支援についてまとめていきます。
妊娠・出産から子育てを各助成金でサポート
●妊婦健康診査の公費助成
箕面市では、妊婦健康診査の公費助成を14回(令和3年4月より多胎妊娠のかたは19回)実施されています。
母子健康手帳交付時配布される妊婦健康診査受診券により、大阪府内の医療機関、助産所で妊婦健康診査の公費助成を受けることができます。(一部の医療機関を除く)
※公費助成上限を超えた金額は自己負担となります。
●乳児一般健康診査
母子健康手帳別冊に添付されている「乳児一般健康診査受診票」を利用する事で、満1歳になるまでに1回無料で健康診査を受けることができる制度です。(大阪府内の各医療機関)
●乳児後期健康診査
9ヶ月~満1歳になるまでの間に無料で健康診査を受けることができる制度です。尚、大阪府内の各医療機関にてを実施場所として指定されておりますが、一部医療機関では取扱っていないと注意喚起があります。
●子供の医療費助成制度
18歳の3月31日までのお子様が病気やけがで、保険診療を受ける時の医療費について一部の助成制度があります。1日500円以内(医療機関ごと・月2日限度)で医療を受けることが可能となります。※所得制限なし・自己負担あり
●児童手当
中学校3年生までの子どもを養育している保護者の方を対象に支払われます。ご夫婦で収入が高いほうの方、または父母に代わって養育している方が、市役所へ申請し年3回に分け、4ヶ月分ずつ支給される助成制度となります。また、児童手当につきましては、所得制限が設定されており、一定の所得限度額を超える受給者に対しては、お子様の年齢に関わらず、一律5,000円の手当金となります。
※扶養親族の数が0人の場合、所得限度額622万円・不要親族1人の場合、所得限度額660万円・以降、扶養人数が増えるごとに限度額が38万円ずつ加算されます。
●その他の助成制度
箕面市では、上記以外の手当・助成制度が設けられています。母子家庭・父子家庭に該当した際の児童扶養手当や医療費の助成、生活支援に関する各サポートなど箕面市の『みのお子育て情報≫≫』から、子育て応援ガイドブックを確認して頂くと各助成・サポートなど一覧で確認する事ができます。
幼児教育・保育から保護者をサポート
●幼稚園、認定こども園、保育園の無償化
3歳児から5歳児(卒園まで)までのすべてのお子様を対象に幼稚園、認定こども園、保育園などの保育料が無料となりました。令和元年10月1日から無償化がスタートしておりますが、当然ながら全てが無料となる制度ではありません。
幼稚園・認定こども園・保育園と各施設の種別により、保育料の上限を設定し無料化する制度であり、食材費や行事費などの実費は必要となります。また、認可外保育施設でも諸条件を満たす場合には、無償化の対象となります。
●待機児童ゼロを実現!
共働き世帯が増える中、待機児童に対しての問題を重視し、箕面市では、2010年より本格的に待機児童ゼロに向けた市の取り組みが行われ、保育所定員の拡大が実現さてれいます。
また、通年の待機児童ゼロを目指す動きもあり、いつの時点でもお子様の預け入れが可能であるか確認できるように箕面市のホームページ上で各施設の空き情報が更新されています。
長時間保育についても、保育所並みに対応可能な私立幼稚園も充実しており、働く保護者にとって強い味方となります。
●ちょっこと保育「あそびー」と「まみーず」
子育て中の保護者の方が、1時間単位でお子さんを預けることができる一時保育サービスです。
「あそびー」・・・1時間700円~最大8時間3,900円で利用が可能です。
※月・水・金の9時から17時まで、みのおサンプラザ1号館6階
「まみーず」・・・最大4時間で1時間あたり650円で利用が可能です。
※火・木の9時から17時まで、小野原多世代地域交流センター
●遊びや交流・学びの場の充実化
箕面市には、雨の日でも子どもたちが自由に遊べるキッズコーナーと子育て支援センターが合計10カ所も存在します。親子で一緒に楽しめるプログラムもあり、新しいパパ友、ママ友が見つかるコミュニティ広場としての利用が可能です。
「子育て支援センター(おひさまルーム)」は箕面市内に3ヶ所あり、オープンスペースとしての遊び場の提供はもちろんのこと、各種イベントやプログラムが開催されています。
お子様の遊びスポットであり、子育て中の親子同士が出会い、交流できる場所が「おひさまルーム」です。
「おひさまルームかやの」・・・萱野1-19-4 らいとぴあ21 2階
休館日:土曜日・日曜日・祝日 開館時間:10時から16時まで
「おひさまルームみのお」・・・箕面6-3-1 箕面文化・交流センター 3階
休館日:木曜日・日曜日・祝日 開始時間:10時から16時まで
「おひさまルームひじり」・・・稲6-14-34 稲ふれあいセンター 1階
休館日:水曜日・日曜日・祝日 開始時間:10時から16時まで
安心・安全で学習をサポート
●耐震化率100%で学びの場を安全に
箕面市では、2011年にての市立小・中学校・幼稚園の耐震化率100%を達成されています。大阪府内33市では、1番早くに達成し、トイレの美化工事にも同時に手を入れ、安全な教育の場を実現しています。
また、省エネルギー化に対応するために、太陽光発電機の設置や、バリアフリーに対応すべく一部の小中学校にはエレベーターも設置されています。
●全ての通学路・公園に防犯カメラを設置。
お子様の安全を確保すべく、箕面市の小学校・中学校の通学路に786台の防犯カメラが設置されています。また、箕面市内すべての公園にも300台の防犯カメラを設置するなど合計1000台以上の防犯カメラが設置されております。
また通学路以外にも、自治会へ防犯カメラの設置費用の補助を行い、880台の防犯カメラは設置済の状況で更なる強化を行っている状態です。
●見守りシステム「otta」導入により安全を確保
箕面市の立小中学校の全児童生徒(約11,000人)に小型発信機(見守り端末)を無料配布し、学校や教育委員会が子どもの位置情報を確認できる仕組みです。また、保護者自身が子どもの位置情報を確認できる有料サービス(現在は、トライアル期間により無料)もあります。
ottaは小型発信機が発信した情報を市内約720ヶ所のキャッチポイントで受信し、位置情報を確認する仕組みのようです。また、キャッチポイントはスマートフォンのアプリをインストールする事で増やす事が可能である為、キャッチポイントとなる『見守り人』のを増やす活動も行っています。
●充実の英語教育を実施
箕面市では、英語教育を強化を図るため、市立小中学校の外国語指導助手(ALT)を増員し、総勢74名体制に拡大。各小学校には、小学校に3~5名ずつ、全中学校に3名(全学年に1名)ずつ、ALTを配置しています。
また、中学校では週2回以上、教員がALTと共にオールイングリッシュの授業を実施いています。普段から、ALTといつでも気軽に英語で話せる体制を整え、英語教育を強化しています。
●タブレット端末を生徒全員に配備
箕面市では、市立小学校4年生~6年生の全生徒にキーボード付きタブレット端末を1人1台配備しています。
ICT教育に積極的に取り入れることで、子供たちの思考力・判断力・表現力の育成を進める1つのツールとして活用し、今後は、全市立小中学校の生徒への配備を目指し活動されています。
●小・中学校の給食に力を入れる
箕面市では、全市立小中学校の各校内で調理した給食を提供しています。
農業公社と連携し、地元農家から安全で新鮮な野菜を調理する「地産地消」の給食に取り組み、安全第一に多くの子どもが同じ献立を喫食できる「低アレルゲン献立」を実施しています。
箕面市の子育て支援についてのまとめ
箕面市では「子育てしやすさ日本一」をめざし、子育て支援策に力を注いでいます。・・・という言葉通り、子育てについての支援策は、全てをまとめきれないほど存在します。
今回に記載した内容は、注目するポイントなどをまとめておりますので、しっかりと箕面市のホームページなどを利用して、各ご家族が利用できる支援策があるかなど調べる事も重要です。
箕面市での子ども支援策は、本気で日本一を目指している・・・と感じさせられる内容でありました。
3.箕面市で土地探しから注文住宅を建築する上でのポイント
箕面市で土地探しから注文住宅を建築する上で、箕面市全体を5つのエリアに分け、各エリアの特徴を掴むことで、自分達に合ったエリアが絞り込みやすくなると思います。
箕面市全体を具体的に5つのエリアに分けると・・・
北部エリア・彩都エリア・東部エリア・中部エリア・西部エリアの5つに分かれます。
●北部エリア
北部エリアは、箕面森町と言われる自然豊かな郊外の住宅地です。区画の整った住宅地が多く、 憧れの庭付一戸建てという住宅が多く存在します。また、自然地形にあわせた比較的規模の大きい住宅地も存在します。
都心へのアクセスとして、バス利用の場合は、箕面森町地区センター~千里中央まで約25分。自動車では、箕面グリーンロードを利用し、千里中央まで約15分といった立地環境となります。
教育面でも特徴があり、小中一貫教育で2008年に新築・移転した「とどろみの森学園」(愛称)が学びの場となります。校舎も自然豊かな立地環境で2020年の1年生~9年生の生徒数は、857人とされています。
やはり、郊外ということで1坪あたりの土地価格は、利便性の良い地域と比較すると安くなります。広い土地を探されている方や自然豊かな街並みを好まれる方・土地価格を下げて探したい方などが土地探しの候補として選ぶエリアとなります。
●彩都エリア
彩都エリアは、箕面市と茨木市にまたがる国際文化公園都市として、文化学術や研究開発、国際交流、産業集積といった特色ある機能を組み込み、 時代を先導する緑豊かな新しい文化創造のまちです。新しいまちなので、子育て世帯が多く、モノレールでのアクセスが中心となるエリアです。
教育面でも2011年4月に市内で2校目(府内でも2校目)となる施設一体型の小中一貫校として「彩都の丘学園」(愛称)を開校し、9年間を前期4年(1年生~4年生)、中期3年(5年生~7年生)、後期2年(8年生~9年生)の区分に分け、一貫したカリキュラムで、子どもの成長に応じたきめ細やかな教育を進めています。また、2020年の小学校(1年生~6年生まで)の児童数が1106人と箕面市内の小学校で1位の児童数となっております。
●東部エリア
阪急千里線「北千里」駅の北側・大阪モノレール彩都線「豊川」駅の西側に位置する【小野原】エリアは、国道171号線に面する利便性と近年の再開発により、区画整理が行われ、オシャレなお店が少しずつ増えつつあり、注目度が増している街です。
ひと昔前は、竹やぶや畑ばかりであった小野原西エリアも「小野原サンシャインロード」が開通し、オシャレな店舗と緑が共存する街となり、ファミリー層から学生さんまで幅広い層の方が居住するエリアとなっています。
●中部エリア
2023年度に北大阪急行線が延伸する中部エリア。大型ショッピングモールもあり、毎日のお買い物にも大変便利です。
「箕面船場阪大前」駅周辺には大阪大学のキャンパスが移転するなど、新駅開業を見越した大規模な再開発が行われています。2021年6月に開館した国立大学法人大阪大学が指定管理者として運営する「箕面市立船場図書館」や2021年8月に開館する「箕面市立文化芸能劇場」など新しい施設がOPENしております。
「箕面萱野」駅周辺には、2003年10月に誕生した大型商業施設「みのおキューズモール」との調和も図り、ガラス張りの外観で仕上がる予定の駅ビルと高架下店舗が形成される予定。
いままで、駅歩圏内でなかった住宅地も北大阪急行線の延伸により、利便性が増すことを想定し土地探しの候補地としてご検討の方も増えてきているエリアです。
●西部エリア
阪急電鉄の沿線エリアとなる西部エリア。「箕面駅」は明治時代から開通された駅でもあり、「牧落駅」「桜井駅」と交通機関の利便性が高く、買物施設や病院など生活至便施設が充実したエリアです。
一方、箕面の滝や大阪府「みどりの100選」に選ばれた「箕面桜並木通り」など、自然豊な街並みでもあり、商業施設や文化・行政施設など箕面市の生活文化の拠点とも言えるエリアとなります。
3駅を中心とした駅歩圏内での土地探しについては、古家付の土地情報なども多く存在し、既に開発された街中から候補地を探していくといった中古市場も含めた内容での土地探しが想定されます。
4.まとめ
今回の記事では、箕面市全体の地域の特徴や各エリアごとの特色などを中心にまとめました。
いかがでしょうか・・・常に住みたい街ランキングの上位にランクインする箕面市の魅力が伝わりましたでしょうか?
土地探しから注文住宅の建築をご検討する方の多くは、子育て世代のご夫婦が中心となりますが、子育てのしやすさにつきましては、箕面市は本気で取り組んでいると感じられます。
また、今回の記事では、箕面市の地域の特徴や子育ての支援などを中心にまとめておりますが、具体的に土地探しから注文住宅を建築する場合には、用途地域の種類をはじめとした箕面市における建築のルールなど事前に確認しておく事が重要です。≪コラム:北摂エリアで土地を探すポイントは?≫
最後に
地域密着企業であるビ・ハウスでは、ご家族が家づくりにおいてお困りになられることがないように、豊富な知識を持ったスタッフ一人ひとりが皆様の土地探しをしっかりとサポートいたします。
また、一級建築士事務所であるビ・ハウスが土地の紹介から、プラン図の作成~資金計画まで、土地の取得からお引渡しまで一貫してサポート致します。
注文住宅を建築する上で、資金や間取りのポイントとなるのが、『土地探し』です。エリアを限定し、地域密着である情報や知識を活かし、お客様に適した注文住宅用地のご提案を行います。
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