スタッフブログ
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いつもお世話になっております。
今回は芦屋にあるKHギャラリーを見学しました。
ギャラリーはもちろん素晴らしかったのですが、特筆すべきはスタッフの対応の良さでした。
世界に向けて発信されている方のスタッフはホスピタリティに溢れておりギャラリーを見学する以上の感動がありました。
本当にありがとうございました。
KHギャラリーとは、世界的デザイナーのコシノヒロコ氏の自宅として建築家 安藤忠雄氏の設計で1981年竣工した建物です。
KHギャラリー https://www.kh-gallery.com/top
傾斜地に建てられた建物は、景観を圧迫せず、一見すると平屋建てのような外観です。
既存の植栽を生かし、緑の中にたたずんでいる「家」はコンクリートの威圧感を押さえ、塀なども低くとても優しく感じました。
●ギャラリーに入っていく階段

緑とコンクリートの比較で、とてもわくわくします。
●玄関へのアプローチ

玄関へのアプローチは、ギュッと狭くありますが、正面のガラス扉で内側の広がりを感じさせ、さらに期待度が高まります。
このようなアプローチは個人的にとても好きです。
●玄関からの和調スペース

正面のアートを際立たせている間接照明のような光は、自然光です。
上部がガラス屋根になっており、時間とともに光の入り方が変化します。
●大きな階段を下ってのリビング
正面にはインパクトのあるコシノヒロコ氏のアート作品

圧巻ですね。
住宅とは思えない広い階段、その奥にあるリビングギャラリー。
地窓の外の植栽の緑。照明の無い自然光だけのリビング。
両サイドの壁面にはコシノヒロコ氏のアート作品が整然と、でも力強く並んでいます。

これも自然光のトップライトで作品を照らしています。
●リビングからもう一段下ると別棟につながるスペース。

階段を降りると同じリズムで、昇っていくスリット窓。
●別棟につながる廊下

単なる移動のためのスペースではなく、奥に何があるのだろう?と期待させる空間です。

●ダイニングスペース

奥にはキッチンが見えます。キッチンというよりプロの厨房です。
ラス扉で区画され、調理もアート、という雰囲気です。

ダイニングテーブルにはKHギャラリーの模型。
高低差や植栽、空間全体の雰囲気が伝わります。

この建築を紹介するときに、よく使われる写真の構図です。
もっと晴天の場合、光が直線的に描かれ、打ちっ放しコンクリートの波打つ表情が力強く、静かに、壁面アートとなります。


キッチンとは言えないプロ厨房。
アトリエ

床を黒く、作品を際立たせています。
外部の傾斜を緑が覆って、外部からの目線を遮断し、光だけが入ってきます。



外部階段

左のスリット。
階段と同じリズム 右側はダイニング、キッチン。
建物と空と緑しか見えません。

住宅として見学するより、世界的アーティストのコシノヒロコ氏が著名建築家 安藤忠雄氏とのコラボ作品として、見学するべき空間でした。
削ぎ落した空間にあるアート作品も見ごたえのあるものでした。
そしてこの空間を維持されるスタッフの皆様。
とても有意義な時間でした。
ありがとうございました。
※ご見学は予約が必要です。
現地は閑静な住宅地です。ご近隣の皆様にご迷惑とならないようご配慮ください。
素晴らしいスタッフが困ってしまいます。

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