2023/03/25
好みに合う「木」は?フローリング樹種いろいろ vol5 ブラックチェリー
こんにちは
豊中・箕面・池田・吹田・地域密着の工務店・1級建築士事務所 ビ・ハウスです。
フローリング樹種いろいろvol5の今回は、素朴さと高級感をあわせ持つ素材、ブラックチェリーをご紹介します。
ブラックチェリー(バラ科サクラ属・落葉広葉樹)
チェリーと聞くと、日本では「桜」を想像しますが、チェリー材として一般的に使われるのはブラックチェリーという木で、「桜」とは似て非なるものです。大きいもので樹高30mにもなり、森の中でもひときわ堂々としたたたずまいのブラックチェリー。桜と同じく実をつける果樹で、日本のさくらんぼより黒味の強い赤色の「アメリカンチェリー」と呼ばれる実がなります。チェリー材の主な産地は北米の北東部で、中でもペンシルバニア州は良質なチェリー材の産地として知られています。時間とともに深く高級感が増してくる色合いは、世界三大銘木の一つ「マホガニー」にも劣らないとされ、家具職人たちの間では「ニューイングランドマホガニー」と呼ばれていたとも言われています。
【特徴】
ブラックチェリーの最大の特徴は年月とともに色が変わっていくことです。もともとは淡い色合いですが、時間を経るごとに色は濃くなっていき、最終的には濃い赤褐色になります。使っていくごとに艶も増して、高級感のある見た目になるところがブラックチェリーの魅力のひとつといえます。 木目は比較的おとなしく、表面は艶やかでなめらかな肌触りです。 人気の高い資材ですが、比較的低価格で、需要と供給がかみ合っていることから品薄になることもほとんどなく、手に入りやすいのが良いところです。
▼ブラックチェリー
▼ブラックチェリーの経年変化
画像の引用元:朝日ウッドテックホームページ
【チェリーの床にあうインテリアは?】
チェリーの床は、初めは淡く薄い色合いですが、時間の経過とともに濃い色味に変わってきます。変化のスピードは日当たりなどにもよりますが、将来的な色柄を想定しながら、建具や家具とのコーディネートを考えてみてくださいね。
扉や建具は同じチェリー系で揃えるのが無難ですが、その場合はチェリー床と同じ節の少ない控えめな木目の樹種を選んだほうが違和感がないです。天井や壁を板張りにする場合は面積が広いので特に注意が必要です。壁紙はホワイト系でまとめると空間も広く感じ、すっきりとまとまります。アクセントに異素材を取り入れたい場合は、チェリー床が繊細で上品なイメージの素材になりますので、ラフな印象にならないものを選ばれる方が良いでしょう。
家具はチェリー床と同色系ばかりでまとめてしまうと、お部屋が少し寂しい雰囲気になることがあります。例えばダイニングテーブルは床と色を揃えて、椅子は色や素材を変えてみたり、椅子の座面の布地をイエローやグリーンなど馴染みやすいカラーにしてみるとお部屋の印象が変わります。チェリー床の空間には、ホワイト、ベージュ、ブラウン系を基調としたカーテンを使うと、モダンでスタイリッシュな雰囲気になります。ラグなどに赤やオレンジなどを基調とした明るいカラーや柄物を加えると、お部屋が地味な印象になるのを防ぐことができますよ。
赤系と茶系がほどよくミックスされた色合いのチェリーは、暗すぎず明るすぎず、色々なインテリアに合わせやすいので、多くの方に好まれる床材です。好みのインテリアづくりにぜひご検討ください。
ビ・ハウスではフローリングについても、お客様のお好み・ライフスタイル・予算などに合わせたご提案をさせていただいております。
どんな床材にしようか迷われている方はぜひご相談ください。
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