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コラム

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ビ・ハウスの家づくり

2021/03/15

木造床のこだわり

こんにちは。 豊中・箕面・池田・吹田・地域密着の工務店・1級建築士事務所 ビ・ハウスです。

【木造床】

基礎・土台と触れて参りましたが、今回は木造構造の床についてお話をしてみたいと思います。床ってそんなに大事なの??そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、床は構造計算を成り立たせる上で重要箇所です。いくら壁や柱を強くしても床が柔らかいと意味がありません。

■床の役割とは?

柱や梁は「線」の部材なので、床を設けることで「面」を構成します。そして床は、その面に載っているすべての重量を梁まで伝えなくてはなりません。だからある程度の厚さが必要となります。地震の力は各部の重量に比例するため、地震時に床には大きな力が生じます。この力を柱や壁にまで伝達する必要があります。

また上階の壁から下階の壁、柱から柱まで力を伝達するため床には大きな力がかかります。床は面上にあるモノを支えるだけで無く、このような力が掛かる事からとても重要な箇所と言えます。そして構造計算上、床は「とても硬く、力が加わっても変形しない」という仮定のもとに計算を行います。これを剛床仮定と言います。

■地震が起こった場合

地震が起こると、構造の各部材は、上下・左右・前後といろいろな動きをする事になります。ですが、床に力が加わっても変形しないと仮定出来れば、床に繋がっている各部材は同じように動く事と考えられます。そうすると、構造計算では考慮しなくてはならない方向が大幅に減り、計算が非常に簡単になります。この仮定のおかげで構造計算に要する解析時間が大幅に短くなるのです。

当然ながら、この仮定を用いるには実際に床が非常に硬い必要があります。床の硬さが計算時の仮定とかけ離れたものになっていると、計算結果は信頼できないものになってしまいます。木造の床の利点は軽いことですが、しっかりとした施工をしないと硬さ、強さが不足してしまう場合があります。木造の床で剛床仮定を成立させるための工法があります。

■ビ・ハウスで採用する剛床工法

剛床工法とは、台風や地震などの外力が掛かった際に水平方向に対する力に強く、歪みにくいという利点があります。剛床で使用する合板は24㎜以上のものとなります。ビ・ハウスでは1階に28㎜厚、2階以上の階では24㎜厚+防振・防音ボードを施工します。(上図)

また、1階は基礎が剛床仮定を成立させてくれますが、床下からの冷気など断熱を考えると太いものが良いと考えます。

※ビ・ハウスは基礎もしっかりと施工しております。前ブログ内で基礎を取り上げておりますのでご確認頂ければ幸いです。

木造住宅の基礎工事 | 家づくりブログ (bihouse.co.jp)

ビ・ハウスが構造にこだわり続けている理由はたくさんあります。建てて終わりではなく、長く安心してお住まいいただく為の構造で建築をする。これがお客様への信頼に繋がると私たちは考えております。

ビ・ハウスでは、お客様が安心して暮らせるよう設計段階から建築施工、竣工後のアフターフォローまで一貫して対応しています。お困りのことがあれば気軽にお尋ねください。

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